歯のクリーニング後の食事は要注意!?気をつけるべきことは?

綺麗な歯を維持するために歯医者で定期的に歯のクリーニングをすることが大切です。
しかし歯のクリーニング後の食事のせいで、綺麗にした歯に痛みを伴ったり、すぐ汚れてしまったりなどリスクがある事をご存知でしょうか?
今回は歯のクリーニング後の食事に関する注意事項について調べましたので、今後、歯のクリーニングを予定している方は参考にしてみてください。
歯のクリーニング後は超敏感!?

歯のクリーニングとは、歯の表面の汚れを取り除いて口内環境に整える施術です。
歯石や着色汚れなど、普段の歯磨きでは落とせない汚れも、専用の機材で取り除くことができます。
歯石は食べカスなどの汚れが石灰化したもので、石のように固く、歯の表面にこびりついているので、取り除くのにある程度の負荷が歯にかかります。
歯の表面に覆われていた汚れ等がなくなるため、外からの刺激が歯の神経に伝わりやすく、歯がしみたり、痛みを伴ったりなど、敏感になりやすいので注意が必要です。
私たちの歯の表面には「ペリクル」という、タンパク質の薄い膜があります。
ペリクルは色素が歯に着色するのを防いだり、細菌や外部の刺激から歯を守ってくれるなどの働きがあります。
しかし、クリーニング後は、このペリクルが失われてしまうので、いつも以上に刺激を感じ、敏感になりやすいのです。
また歯のクリーニング後は、歯や歯茎が傷ついている可能性があるので、歯磨きが出血しやすくなっています。出血は徐々に治まってきますが、数日はいつも以上に優しくブラッシングするように心がけましょう。
歯のクリーニング後は食事をしても大丈夫?

歯のクリーニング後はペリクルが失われているため、歯はとても敏感な状態となっています。
歯のクリーニング後に食事はできますが、食事する時間や食べる物に注意が必要です。
注意事項としては、冷たいものや熱いもの、トマトやレモンなどの酸味のあるものなど、刺激が強い食事は避けるようにしましょう。
また歯のクリーニング後は着色汚れが付着しやすいので、コーヒーやワイン、ブルーベリーやチョコレートなど、色の濃い飲食物は避けるようにしましょう。
失われてしまったペリクルは約24時間で再生するといわれていますが、約1時間ほどであらかた形成されます。なので歯のクリーニング後の1時間は食事を控え、24時間は注意事項に基づいた食事内容にしましょう。
まとめ
歯のクリーニングを定期的に行うことは健康な歯を維持するために大切です。
クリーニング後に何も気にせず、普段通りに食事をしてしまうことは、歯にとってはリスクが高いことが分かりました。
白米やパン、白身魚など色味の少ない食材を選び、ソースや醤油類は避け、塩などで味付けするのがおすすめです。
歯のクリーニングは汚れを除去してくれますが、歯を白くするわけではありません。もし歯の着色が気になる場合は、歯のホワイトニングを検討してみてはいかがでしょうか。