入れ歯の洗浄剤で金属部分が変色する!?その原因や対処法は?

入れ歯のお手入れに欠かせない洗浄剤を使っていたら、金属部分が黒く変色してしまった…。
という経験はありませんか?
金属部分が変色してしまった入れ歯を、口に入れるとなると不安になりますよね。
そこで今回は、入れ歯の洗浄剤で金属部分が変色する原因や対処法について調べましたのでご紹介します。
入れ歯の金属部分が変色する原因とは?

入れ歯洗浄剤で金属部分が変色してしまう原因は、互換性が悪い洗浄剤を使っているのが主な原因です。
入れ歯と洗浄剤には相性があり、洗浄成分が良いからという理由で、入れ歯洗浄剤を選んではいけません。自分の使っている入れ歯の性質を踏まえたうえで選ぶことが大切です。
入れ歯は「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。金属が付いている入れ歯は主に部分入れ歯です。歯を支えるために、金属のバネがついています。
総入れ歯でも、保険適用外で、入れ歯の床部分が金属のものもあります。
金属は酸性に弱いので、次亜塩素酸系の成分は金属を変色させる可能性があります。金属付きの入れ歯を洗浄する場合は、配合している成分をよく確認することが重要です。
入れ歯の金属部分が変色したときの対処法とは?

入れ歯の金属部分が変色したら、すぐに使用している洗浄剤の使用を中止しましょう。
洗浄剤には部分入れ歯用のものがあり、これには金属の変色を防ぐ「防錆剤」が入っています。金属付きの入れ歯の場合は部分入れ歯用の洗浄剤を選ぶようにしましょう。
また金属床の総入れ歯の場合は、チタンやコバルトなど特殊な金属で作られているものが多く、通常の錠剤タイプの洗浄剤ですと、変色する可能性があるので、泡タイプの洗浄剤を選ぶようにするといいでしょう。
また甘い食べ物を頻繁に摂取すると、口の中が酸性に傾きます。口内細菌は砂糖を餌に、酸を産出します。口内が酸性の状態が長いと、金属の変色に影響します。甘い食べ物の食べ過ぎには注意しましょう。
そして金属部分が変色してしまった入れ歯は使用を中止し、歯科医院に行くことをおすすめします。
入れ歯を磨いてもらったり、新しい入れ歯に作り替えたりなどの、適切な処置が必要です。また歯科医院によっては、金属を使わない部分入れ歯もあるので、相談してみてください。
まとめ
金属のバネがついている部分入れ歯には、防腐剤が入っている部分入れ歯用の洗浄剤を使用することお勧めします。
総入れ歯なのか部分入れ歯なのか、金属があるのかないのか等、自分の使っている入れ歯の性質を理解し、適切な洗浄剤を選ぶようにしましょう。
変色した金属部分を自分で綺麗にしようとすると、さらに悪くなることもあります。歯科医院で適切な処置をしてもらいましょう。