放置し過ぎて歯がボロボロ、今さら治る??

ボロボロになるまで放置してしまった歯が気づいたときには虫歯や歯周病が進行していて、「今さら治らないのでは…」なんて諦めていませんか?

もちろんそのまま放置していてもボロボロの歯が自然に治ることはありません。

ボロボロの歯が引き起こす健康被害をご存じでしょうか?今回は、ボロボロの歯が引き起こす健康被害など詳しく説明します。

ボロボロの歯が原因で起こる健康被害

歯がボロボロになってなくなってしまうと咀嚼の回数が減ってしまいます。

しかし、咀嚼には、たくさんの役割があります。代表的なものとしては唾液の分泌を促し、消化吸収を促進するという役割です。咀嚼が減ってしまうと唾液の分泌量が減少してしまい消化器官に大きな負荷が、かかってしまいます。

さらに唾液には免疫物質が含まれているため、細菌を減少させる効果があります。

咀嚼しない事で唾液の分泌量が減ると、虫歯や歯周病のリスクはますます高まってしまいます。

「歯がボロボロで恥ずかしくて受診ができない」「こんなボロボロの歯だと治るかわからない」などと考えているうちに虫歯や歯周病が徐々に進行し、手遅れになってしまう可能性も出てきてしまいます。

唾液に含まれる様々な抑制効果

唾液に含まれる物質の中には発がん性物質の発がん作用を抑える働きがあり、老化現象などを与える活性酸素を抑制する効果などもあると言われています。


口内環境を整え、口臭や菌の繁殖を抑制することにも唾液は大きく関わってきます。さらに、唾液には歯の表面を洗い流す効果もあり、虫歯や歯周病などから歯を守る重要な役割があります。

まとめ

ボロボロの歯は必ず直さなければいけないと、お分かりいただけましたでしょうか。

日本は先進国の中で歯への関心が極端に低いとされています。

日本は保険制度があるので保険制度が整っていない他国と比べて歯の治療を安価で受けることが出来ます。そのため虫歯等への予防意識が先進国の中でも低くなっているのです。

残っている歯を使ってブリッジをかけたり、インプラントや入れ歯など、治療法は多種多様です。「治る見込みがない」と勝手に思い込まずに歯医者を一度受診してみることをお勧めします。