歯茎の膿に抗生物質が効かないのはなぜ!?対処法とは?

歯茎の膿の治療で歯医者に行くと、抗生物質と鎮痛剤を処方されることは比較的多いです。一般的に抗生物質は効果が出るまでに2日程かかるといわれています。
しかし、数日経っても歯茎の腫れが緩和されず、抗生物質が効かない場合は何か原因があると考えられ、別の処置をする必要があります。今回は歯茎の膿の症状に抗生物質が効かない原因について調べましたのでご紹介します。
歯茎に膿ができる原因とは?

そもそも歯茎に膿ができる原因とは何でしょうか。それは、ほとんどの場合細菌の感染です。私たちの口の中にはさまざまな細菌が存在し、白血球が日々戦ってくれています。
しかし、歯磨きが不十分で、口内が不衛生な状態であると細菌が増え続け、白血球が負けて死骸となります。これが膿なのです。膿が歯茎にどんどん溜まってくると痛みを伴うようになります。
歯医者に行くと膿を取り出す処置をして、その後は抗生物質を服用するよう処方されることが多いです。抗生物質は細菌を退治する薬なので、症状を緩和させることに有効だからです。
抗生物質が効かない原因とは?

抗生物質が効かない場合の原因として、歯の状態が関係しています。
抗生物質の仕組みとして、服用すると内臓から吸収され、薬の成分が血流にのって炎症部位に届きます。しかし細菌によって、歯根の神経が死んでしまっていると、そこには血が巡っていない状態となってしまいます。このような場合は「血流にのって抗生物質を届けることができない=効かない」ということになるのです。
抗生物質で歯茎の膿の症状を緩和できないのであれば、歯茎を切開して膿を取り出すなど、別の処置をする必要があるでしょう。
歯の神経が死んでいると、細菌によってどんどん膿が溜まるという悪循環を引き起こすため、最悪抜歯の処置をする必要も出てきます。数日飲み続けても抗生物質が効かない場合は、放置せずに、すぐに歯医者に相談しましょう。
まとめ
細菌によって歯の神経が死んでしまうと、抗生物質を飲んでも、効かないということが分かりました。
抗生物質によって、歯茎の膿の症状を緩和させることができないのであれば、抜歯や切開をして膿を排除するなど処置が必要になってきます。
しかし、抗生物質を過去に何回か服用したことで耐性ができ、効かないというケースも稀にあります。その場合は、別の抗生物質を処方してもらう必要がありますので、まずは歯医者に診てもらうことが必要ですね。