親知らず抜歯後の穴は要注意!!食べかすが引き起こす二次被害!

2021年1月23日

親知らずを抜歯する理由は人それぞれで、斜めに生えてきてしまい、他の歯にぶつかって痛みを感じてしまったり、口の一番奥にあるため歯磨きが正しくできずに、食べかすの磨き残しから虫歯になってしまったり、顎の大きさの都合で親知らずがしっかり生えてこれずに、半分歯肉をかぶってしまっている状態が続き化膿してしまったり…。

例え自分が親知らずを抜いて欲しかったとしても、他の歯が虫歯になりやすいから将来的に考えて親知らずを抜歯しないほうがいいという方もいれば、他の歯が健康だから親知らずは抜いても大丈夫だろうと歯科医が判断して抜歯を行う場合もあります。

歯科医はプロなので判断はもちろん従って間違いはないはずですが、「抜歯後、穴が化膿して大変だった」や「抜歯後の口臭がすごくて鼻がおかしくなった」等の噂を耳にして、仕事や私生活のことを考えて不安になり、抜歯をためらっている方もいます。

これらのトラブルは誰にでも起こる可能性はありますが、実は簡単なことで抜歯後、食べかす等で引き起こる二次被害を軽減することができます。

親知らず抜歯後の穴トラブル、こんな事で回避できるの?!

親氏らずの抜歯は今まで傷口がなかった場所から無理やり歯を抜いて傷口を作ります。

ぽっかりと穴が開いてしまうので出血はもちろんありますし、抜歯後の穴に食べかすが詰まってしまったりなど、口腔内の衛生状況次第では抜歯以外に、別のトラブルを引き起こすこともあります。

もちろん抜歯後は傷口になっていますので、不衛生にしないことを心がけなければなりません。しかし、そもそも口の中は菌だらけです。

口の中を衛生的にするためには、食事後殺菌能力の高いうがい薬で抜歯後の穴をすすぐように、うがいをしてあげるのが最善ではありますが、食事をするたびにうがい薬の臭いが口の中で充満してしまうのに抵抗がある人も多いはずです。そういった場合は、お水で口を丁寧にすすぐだけでもだいぶリスクを軽減することができるので習慣づけるとをお勧めします。

抜歯後は穴に食べかすが残らないようにしっかりと口をすすぐことが大切ですが、食べかすを取ることに必死になりすぎてあまり強くうがいをしすぎてしまうと傷口を覆っているゼリー状の血の塊の血餅が取れてしまうことがあります。この血餅は瘡蓋のような役割をしているので、なるべくはがさないようにしなければなりません。万が一食べかすが詰まってしまった場合は自分で無理に取るのは避けましょう。

体質で化膿しやすい人は、抜歯時に歯科医にその旨をしっかり伝えて、可能であれば抗生剤などを処方してもららうなど、事前の対策もしっかりとりましょう。

まとめ

長い人生のうち、必ずお付き合いしなければならない口の問題ですが、親知らずに関して抜歯後の少しの時間の気遣いと不快感を我慢して親知らずのトラブルの根絶を目指すか、抜歯せずに長く付き合っていくか。付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか。