大人の親知らずはどんな歯!?どこにいつ頃生える!?

親知らずはどこに生えるのかいつ頃生えるのか知っている人は多いと思います。乳歯がぬけたあとに生える永久歯は15歳ごろに全部生えそろいますが、親知らずだけは17〜21歳ごろに生えてくることが多いです。
親知らずが自分の口の内のどこに生えるのか、正しく理解されていない方も多くいると思います。
親知らずは「第3大臼歯」と呼ばれ、前歯から数えて8番目の歯です。歯の病気の治療では「8番」と言われている場合もあります。
親知らずが生えていない人や、生えていても4本そろわないで生える人もいます。
虫歯になりやすい親知らずの歯はどこに生える!?

親知らずはどこに生えるかといいますと、奥歯の一番後ろに生えています。歯ブラシが磨きにくい場所で、どうしても磨き残しがありますので虫歯になりやすいのです。
毎日きちんと歯磨きしていても、「気付いたら親知らずが虫歯に…」になってしまってるという経験があるのではないでしょうか?隣の第2臼歯も一緒に虫歯になる人も多いです。
特に親知らずが横向きに生えていたり、斜め向きなっていたり、ちゃんと真っ直ぐ生えていない場合、歯ブラシが正しく磨かれていない場合が多いです。
顎が小さい人は親知らずが生えるための十分な場所がなく、横向きになっていたり、傾いて生えてきたりする事があります。このような場合は歯ブラシが入りにくく、虫歯や歯肉炎になりやすく、ひどい場合には親知らずから入り込んだ菌が原因で、炎症が心臓付近くまで発展し、亡くなる方もいます。
親知らずの治療は、どのようなに生えていると難しい!?

親知らずは、まっすぐ生えている歯より横向きに生えている歯のほうが治療は難しいです。最も難しいとされるものは、下顎に横向きに生えている場合です。
このような場合には歯茎を切り開いて顎骨を少し削り、表面に出ている歯を割って取り出してから、埋まっている歯を抜歯します。
治療にかかるお金は、保険者に請求する診療報酬明細書の3割負担でおおよそ5000〜6000円ほどになります。
親知らずの生え方によっては、一般歯科では抜歯が難しく、総合病院の口腔外科での手術を勧められることも多々あります。
まとめ
親知らずは上下と左右の一番奥に生えてくる歯です。親知らずは基本的には、上あごの左右2本と下あごの左右2本の合計4本ありますが、最初から親知らずの無い人や、必ず4本が揃っていない場合など人それぞれです。
1人1人については必ず当てはまらないこともあるかもしれません。親知らずがどこに生える等、その他についての疑問や悩みがある方は、まずはかかりつけの歯科医院もしくは、近くの歯科医院、歯科医師に相談してみてるのがいいと思います。