親知らずが神経とくっついてる場合は抜歯できない??

歯医者に行ったら「親知らずが神経とくっついてるから抜歯するのは難しい」と言われた。「親知らずが神経とくっついていても抜歯できるのか?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、このような状態で不安を抱えている方へ、親知らずが神経とくっついている場合の抜歯について紹介いたしますので是非参考にしてください。
親知らずが神経とくっついてると抜歯が難しいのはなぜ?

親知らずが神経とくっついていると、なぜ抜歯が難しいのでしょうか?その原因の一つとしては、親知らずの近くには下歯槽神経と言われる神経がとおっており、これを傷つけないように治療しなくてはならないためです。
抜歯の際に神経を圧迫したり傷つけてしまうと、しびれの感覚が口唇などに現れる可能性があるため、神経の位置を正確に確かめるためには、CT撮影を行わなければなりません。ですので、歯科医によっては、抜歯が難しいと判断される場合があります。
他にも、親知らずの歯根が複雑な形をしていると、骨が一部分だけ折れてしまったりするケースもあります。
このような場合には歯科医の判断で残った歯をそのままにすることもあります。
このようなリスクがあるため、親知らずが神経とくっついてない場合と比較すると、神経とくっついているほうが治療の難易度が上がります。治療を受ける際には、歯科医からしっかり説明を受けて治療していきましょう。
親知らずを抜歯後の口内ケアがとても大事!

無事に親知らずの抜歯の手術を受けることができたら、傷口が完治するまでは、ケアも怠らないようにしましょう。
傷口を治すためには、口の中に細菌が繁殖したりしないようにすることが大切です。特に口内を清潔にしておくことが重要で食事をした後の食べかすなどが残らないようにこまめに口をゆすいだり、うがいをするように意識しましょう。
その際、あまり強くうがいをしすぎると傷口を傷つけてしまう可能性もあるので注意が必要です。
もし治療の過程であまりにも強い痛みが親知らずや口内にある場合や、いつまでたっても痛みが引かない場合は、何かトラブルを起こしている可能性があるため治療してもらった病院に早めに相談しましょう。
まとめ
今回は親知らずが神経とくっついてる場合について、抜歯できるのか?治療するときに気を付けることはあるのか?について説明いたしました。
個人の歯の状態によって抜歯できるか、できないかは歯科医等が決めるとは思いますが、ご自身の希望や身体の状態を考慮しながら治療を進めましょう。