歯茎の移植って簡単?費用や時間は?体験談を元に解説!

歯周病の進行や加齢によって、歯茎が痩せて下がる現象が起きます。そのまま放置してしまうと、歯がしみたり、食べ物が詰まりやすくなったりなど、私生活に支障をきたします。
それらを解決する方法として、歯茎の移植手術があるのをご存知でしょうか。今回は歯茎の移植について、様々な体験談を元に調べましたのでご紹介いたします。
歯茎の移植ってどうやって行うの?

歯茎の移植とは、上あごの歯肉を切り取って、歯茎が下がっている箇所に移植します。
手術時間はおよそ2時間です。移植後1週間程で抜糸しますが、歯茎が定着するまでに2ヵ月~6ヵ月程かかります。移植できる歯茎の大きさには限界があるため、1回の手術で移植できる範囲は歯1~3本程分の大きさです。歯茎を移植する範囲が広いと、2回に分けて行う必要があります。
費用は移植範囲にもよりますが、1回5~15万円かかります。歯茎の移植は保険が適応されますが、体験談によると自由診療のみの歯科医院で保険が適応されなかったというケースもあるようなので、費用については事前に確認することをおすすめします。
そして気になる手術中の痛みですが、体験談の多くは、局所麻酔によってほとんど痛みはなく、半分眠ったようなままの状態で行われるようです。麻酔が切れてからの痛みも2~3日で治まるようです。
体験談による歯茎の移植のメリット・デメリットとは?

移植を行うことで、数か月後には新しい歯茎として定着します。体験談によると、かつての歯茎の位置に戻った!という喜びの声が多く、満足度が高いようです。移植するメリットとして、一度の手術で歯茎が定着し、効果が持続されることが期待できます。
しかし、満足度は高いものの、術後数カ月は、不便な生活が続くというデメリットがあるようです。具体的に以下のようなことがあります。
・歯茎を移植した歯の部分は約1ヵ月、歯磨きができない
・切り取った上あごの部分にはマウスピースのようなガードをつけるので食事しづらい
歯茎の移植後数か月は、上記のように不自由な面もあるので、まずは歯科医に相談しましょう。
まとめ
歯茎の移植は自分の歯肉をそのまま移植するので比較的簡単に行えます。
体験談によると、手術中の痛みはほとんどなく、効果の満足度も高いと感じる方が多いようです。しかし、その後しばらくは不便な生活にストレスを感じるようです。
移植する範囲によっては高額になる場合もあるので、高い費用と心身への負担をかけてまで行う必要があるか、自分自身でよく見極めて判断しましょう。