歯茎の膿は自然に治るのか!?病院に行かなくても大丈夫?

歯茎に膿があるのを見つけてしまったら、自然に治ることを願いたいですよね。痛くないし、気付いたら膿が潰れて消えていたという経験がある人もいるでしょう。
今回は歯茎の膿は病院での治療を受けずに、自然に治る方法はあるのかについて調べてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
歯茎に膿ができる原因

なぜ歯茎に膿ができてしまうのでしょうか。原因を知るために歯茎の膿がどのような状態であるかを確認しましょう。
歯の根元部分に口内炎のようなプクッとできた膿は、虫歯の進行や歯の治療によって、歯が傷つき、細菌が感染したことが原因です。この場合は痛みを伴うことは少なく、自然に潰れ、消滅します。しかし一度できてしまうと、繰り返すことが多いです。
歯茎から出てしまっている膿は、歯周病が進行し、歯槽膿漏になっている可能性があります。この場合は歯茎の腫れによって、痛みを伴うことが多いです。
膿の原因について、思い当たる節はありましたか?自然に治るかどうかは次項で説明してゆきます。
歯茎の膿が自然に治る方法とは?

歯茎に膿ができる原因は歯の炎症や病気が関係しています。なので、何もせずに膿が自然に治る方法は残念ながらありません。一時的に膿が潰れて消えたとしても、再発する可能性が高いです。
自然に治るだろうと放置しつづけてしまうと症状は進行してしまい、最終的には抜歯することになります。そうなる前に、病院にて適切な治療を受け、悪化を防ぎましょう。
しかし、膿の症状を和らげる方法があります。今すぐ症状を落ち着かせるためにも、まずは口内を清潔にしましょう。口内の不衛生な状態は症状を悪化させます。
歯磨きは歯茎への刺激を抑えた柔らかめのブラシを使い、優しくマッサージするようにブラッシングしましょう。またデンタルフロスや歯間ブラシを併用するのも効果的です。そして殺菌・消臭作用のあるうがい薬を使って、口内をゆすぎましょう。歯茎への刺激を減らすためにノンアルコールタイプがおすすめです。
また、歯茎の痛みが強くて気になる場合は痛み止めを服用しましょう。市販で売っているもので問題ありません。むやみに触ってしまうと悪化させてしまうので、触らないように気を付けましょう。
もしも患部が腫れて、熱を持っている場合は、冷たいタオルで冷やしましょう。口に氷を含んで直接当てることはしないでください。刺激が強くて逆効果です。
これらの処置を行うことで、症状を和らげることができるので、実践してみてください。
まとめ
歯茎の膿が自然に治る方法はなく、病院での治療が必要です。ご自身で対応できることは症状を和らげる応急処置です。たまに間違った応急処置として、自分で膿を出す人がいますが絶対にNGです。
潰して膿を出す行為はやめましょう。指や針で潰すと、細菌が入り込んで、余計に悪化してしまいます。
自然に膿が出ることもありますが、「自分で潰した」と「自然に出た」とでは全く異なります。早めに病院に行って、適切な治療を受けましょう。