歯茎が腫れて痛い…自分で膿を出すのは可能?

歯の根に膿が溜まることによって、歯茎が腫れて、痛みを伴うことがあります。今すぐなんとか対処したいですよね。対処法として「自分で膿を出す」という方法がありますが、自分でやっても良いのか、どうやってやるのか、気になることが色々あるかと思います。

そこで今回は、歯茎が腫れる原因や自分で膿を出すことについて調べてみましたのでご紹介します。

歯茎が腫れる原因とは?

歯茎の膿は細菌と戦った白血球の死骸です。口の中には多くの細菌があり、いつも白血球が戦ってくれています。膿が溜まって歯茎が腫れるということは、細菌が繁殖して何らかの炎症が起きているといえます。

原因として考えられるのは虫歯や歯周病などです。これらの症状が進行すると、歯の神経にまで細菌が感染してしまいます。その結果、歯の根っこに膿が溜まり、プクッとした腫れが歯茎に現れます。

このプクッとした膨らみは膿の出入り口となっていて、膿が溜まってくると、潰れて出ていき、また溜まるを繰り返していきます。膿が出ていくと、腫れや痛みが自然と治まる場合もあります。

自分で膿を出すのは歯茎にいいこと?

膿を出せば腫れや痛みが治まるなら、自分で出すことを考えたりしますよね。

実際、自分で膿を出すことはでき、指で簡単に潰すことができます。針で刺して出す人もいるそうです。このようにして自分で膿を出すことは可能ですが、絶対におすすめはできません。

なぜなら自分で潰すことによって、傷口から細菌が感染することがあるからです。そもそも、膿ができている時点で、歯自体が弱っている状態です。これ以上、症状を悪化しないためにも、自分で膿を出すことは避け、病院で治療しましょう。

事情により、すぐに病院で行けない場合は、うがい薬や洗口液を使って口の中を清潔にしましょう。歯茎に刺激を与えないようにノンアルコールのものが良いです。また、歯茎の腫れが熱を持っている場合は冷やし、痛みを伴う場合は痛み止めを服用して対処しましょう。

まとめ

自分で膿を出すことは可能ですが、細菌に感染して悪化すること可能性が高いので、NG行為であることが分かりました。たとえ何事もなく、自分で膿を出せたとしても、再発する可能性は高いです。

何度も痛みに苦しむことになります。治療せずに放置し続けていると、最悪は抜歯することになってしまいます。歯茎の腫れを改善するためには、原因となる歯の病気を病院で治療してもらうことが最善です。

そして日頃から、お口の中を清潔に保つことを心掛けて生活していきましょう。