歯茎がかゆい!原因と応急処置

虫歯や口内炎などの口腔トラブルはいつも突然に現れます。あれ?違和感が…と感じてもなかなか歯科医に行く人は少なく、痛い!とか、かゆい!と感じてから対処法の検索をしてしまうことはよくあります。
もちろん歯科医を受診していただくのが最適ですが、すぐに歯科医へ行けない方もいらっしゃると思いますので応急処置を含めてご紹介いたします。
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歯茎がかゆい原因は?応急処置は?

歯茎がかゆいと感じた場合に考えられる要因は多く、かゆいと感じるのはその後に訪れる症状の前ぶれと言っても過言ではありません。歯茎がかゆいと感じる事のある症状を紹介します。
①歯周病
歯周病の初期症状に歯茎がかゆいと感じることがあります。歯周病は軽度な症状と言われる歯肉炎と重症化してしまう歯周炎があります。
歯周病は耳にすることも多く、軽度なお口のトラブルと判断されるかもしれません。
ですが、歯周病は歯を無くしてしまう原因の第1位なのです。薬局などでお薬を販売してはいますが塗り薬が多く、使用する場所やタイミングが限られる場合があります。あくまでも応急処置として使用、または歯科医の治療と併用して使用するようにしましょう。
②歯肉炎
歯肉炎は歯周炎になる前の段階とも言えます。歯茎内の歯周ポケットで増殖した細菌のせいで歯茎がかゆいと感じたり、歯茎の腫れ、うっ血など、様々な症状があります。
前記させていただいていますが、”歯周炎の前触れ”です。応急処置ではなくしっかりとした治療を受けることをオススメします。
③埋没歯
別名「親知らず」です。生えてこなければ特に悪影響はないと言われていますが、歯茎から生えてくるときにムズムズしたり、歯茎がかゆいと感じることがあります。無理に歯肉をいじったりせずに様子を見なくてはなりません。
④口内炎などの口腔の荒れ
口内炎が出来る少し前に歯茎がかゆいと感じる場合があります。口内炎や口腔の荒れはビタミン不足で起こるとされていますので、サプリメントやドリンクで不足しているビタミンを摂取したり、市販薬などでの応急処置が可能です。治まらない時は早めに受診しましょう。
⑤歯科治療のかぶせものによる金属アレルギー
唾液によって少しづつ解けだしてしまった金属成分が体内に蓄積してしまい、今までアレルギー症状のなかった人も突然アレルギー反応が出てしまうことがあります。
歯のかぶせものが原因となると、アクセサリーや時計とは違い自分で外すことができません。この場合の応急処置は難しく、また即効性のある治療もありません。
放置してしまうと最悪の場合ほほの内側に穴が開いてしまう事があるそうです。また、全身に症状が出る事もあるので注意が必要です。
まとめ
上記以外にも口腔アレルギー(食物アレルギー)やストレスが原因となる場合もあります。
自己判断による応急処置では間違った治療となってしまう可能性があります。
治療を長引かせないためにも歯科医を受診し、根本から治しましょう。安易に応急処置だけで対応をせずに受診、治療、予防を行う事が大切です。